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トランプ氏 演説の大半でクリントン氏攻撃

2016年7月22日 16:58
トランプ氏 演説の大半でクリントン氏攻撃

 アメリカ大統領選に向けた共和党大会は、大統領候補に指名されたトランプ氏が指名を受諾する演説を行い、4日間の日程を終えた。

 演説でトランプ氏が強調したのは、アメリカの利益が最優先という「アメリカ第一主義」だった。

 トランプ氏「アメリカがまず第一だということ。グローバリズムではなくアメリカニズム(アメリカ第一)が信条だ」

 トランプ氏はこの信条をもとに、オバマ政権により失われた雇用の回復や治安改善を進めると訴えた。

 一方、大半を占めたのが、オバマ政権で国務長官をつとめた民主党のクリントン氏への攻撃だった。

 トランプ氏「クリントン氏が残したのは、死、破壊、テロ、そして弱さだ」

 クリントン氏の誤った中東政策により過激派組織「イスラム国」をまん延させたとして、シリアなどテロ組織の拠点がある国からの移民の受け入れを即時に停止すると強調した。

 演説は予定を大幅にオーバーして1時間以上に及んだが、米・ワシントンポスト紙は、「公約はたくさんしたが、それをどのように実行するかの説明は短かった」などと厳しい見方を示している。