アメリカ大統領選挙で共和党の事実上の候補者であるトランプ氏の支持率が、民主党のクリントン前国務長官とほぼ並んだことが明らかになった。

　ロイター通信が１１日に発表した世論調査によると、クリントン氏とトランプ氏が１１月の本選挙で戦った場合、トランプ氏の支持率が４０％なのに対し、クリントン氏は４１％で、わずか１ポイントの差となった。先週の調査では、クリントン氏が１３ポイント、リードしていた。

　クリントン氏が指名獲得にむけて足踏みするなか、トランプ氏は先週、指名を確実にしていて、その勢いの差が現れた形。当初は、クリントン氏が優勢との見方が強かったものの、「接戦になる」との声も出始めている。