米大統領選 トランプ氏の指名獲得が確実に
アメリカ大統領選挙の候補者選びは、中西部・インディアナ州で予備選挙が行われ、共和党の支持率トップ・トランプ氏が勝利。支持率2位のクルーズ氏が撤退を表明し、トランプ氏の指名獲得が確実になった。
トランプ氏は開票早々、クルーズ氏に大差をつけて勝利を決めた。クルーズ氏は、トランプ氏の指名獲得を阻止する最後のチャンスと位置づけ、3位の候補と異例の選挙協力を行ったが、思うような効果は得られず撤退を決めた。
クルーズ氏「道は閉ざされてしまったようだ。我々は選挙戦を終了する」
共和党の候補者となるのが確実になったトランプ氏だが、本選に向けた課題は山積みだ。出口調査では、トランプ氏を支持しない有権者の4割以上が「本選ではトランプ氏に投票しない」と答えるなど、共和党の深刻な分断も浮き彫りになっている。
また、民主党は事前の予想を覆し、開票率56%の時点でサンダース上院議員が53%、クリントン前国務長官47%と、サンダース氏がわずかにリードしている(NBCテレビ調べ)。