アメリカ大統領選の候補者レースで、共和党の支持率トップ、トランプ氏の指名獲得を阻止するため、２位と３位の候補が選挙協力する事を明らかにした。

　共和党の戦いでは、トランプ氏が指名に必要な過半数の代議員を得られるかが焦点。指名獲得が、事実上難しい２位のクルーズ上院議員と、３位のケーシック・オハイオ州知事は２４日、来月以降、３つの州で反トランプの票を一本化し、選挙協力を行う事を明らかにした。トランプ氏の指名獲得を阻止する狙いだが、トランプ氏は反発している。

　トランプ氏「ビジネスの場でこんな事をしたら刑務所行きだ。しかし、私はハッピーだ。なぜなら彼らがいかに弱く哀れかを示しているからだ」

　２６日には北東部５州で予備選挙が行われ、事前の世論調査では、いずれもトランプ氏が優勢。両候補はこうした状況に危機感を強めており、異例の選挙協力を決めた形。