トランプ氏指名獲得阻止へ 共和党で会合
アメリカ大統領選の候補者レースで、共和党候補の座に近づく不動産王トランプ氏への包囲網が広がっている。
共和党保守派は17日、ワシントンで緊急会合を開き、指名獲得を阻止する戦略を検討した。会合には共和党保守派の大物ら数十人が参加し、トランプ氏を追うクルーズ上院議員への支持の一本化を急ぐことや、第三の候補を擁立する可能性などについて話し合った。
会合に参加した保守派コラムニスト「トランプ氏を支持しない。全ての陣営が団結して、どの候補を支持するか決めなければならない」
こうした動きにトランプ氏は、「指名が阻止されれば暴動がおきるだろう」とけん制している。
一方、アメリカの新聞「ワシントンポスト」は社説で、「トランプ氏はアメリカの民主主義にとって脅威」だとして、「共和党は責任をもってトランプ氏の指名獲得を阻止するべきだ」と異例の注文をつけた。