トランプ氏の指名獲得確実も 課題は山積
アメリカ大統領選挙、共和党の候補者選びでインディアナ州の予備選挙で敗北した2位のクルーズ上院議員が選挙戦からの撤退を表明し、不動産王・トランプ氏の指名獲得が確実になった。
インディアナ州の予備選挙で、トランプ氏は大差をつけて勝利した。敗北を受けて、クルーズ氏が撤退を発表。トランプ氏が事実上の大統領候補となった。
共和党・トランプ氏「我々は11月(の本選挙)に勝つ!みんなが“トランプ列車”に乗りたい仲間に入りたいと言ってくる」
トランプ氏支持者「興奮している。人生最高の夜だ。彼なら偉大なアメリカを取り戻せる」
共和党の全国組織を束ねるトップもトランプ氏を事実上の候補と認め、党の団結を呼びかけた。しかし、予備選挙の出口調査でトランプ氏を支持しない有権者の4割以上が、11月の本選挙ではトランプ氏に投票しないと答えるなど、今後も課題は山積。
一方、民主党では、事前の予想に反して、クリントン前国務長官がサンダース上院議員に敗れた。クリントン氏の指名獲得は濃厚だが、若者票がとれないという課題が改めて浮き彫りとなった。