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世論調査の平均値 トランプ氏の支持率優勢

2016年5月24日 15:49
世論調査の平均値 トランプ氏の支持率優勢

 アメリカの大統領選挙で、共和党の事実上の候補となったトランプ氏の支持率が、世論調査の平均値でも民主党のクリントン前国務長官を上回った。

 2人の支持率についてはこれまで、一部の世論調査で、トランプ氏がクリントン氏をリードしていたが、複数の世論調査の平均値を発表しているアメリカの政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の最新の調査でもトランプ氏が43.4%、クリントン氏が43.2%と、トランプ氏が初めて0.2ポイント上回った。11月の本選挙に向けて党内の支持固めを急ぐトランプ氏と、このところの予備選で苦戦が続くクリントン氏の勢いの差がうかがえる結果となっている。

 ただ一方で、2人の好感度はともに低く、NBCテレビの世論調査によると、11月の本選挙で2人が争うと仮定した場合、10%の人がどちらにも投票しないと答えたほか、47%の人は無所属など第3の候補の支持を検討すると答えている。