5州予備選 トランプ氏とクリントン氏前進
アメリカ大統領選の候補者選びは26日、北東部ペンシルベニア州など5州で、予備選挙が行われた。共和党はトランプ氏が5州すべてで、民主党はクリントン前国務長官が4つの州で勝利し、それぞれ候補者指名にむけて前進した。
共和党ではトランプ氏が、7月の党大会の前に候補者指名に必要な代議員の過半数を獲得するかが焦点。今回、トランプ氏は代議員の多いペンシルベニア州を含む5州すべてで圧勝していて、今後、残りの代議員のうち、約45%を獲得すれば、指名は確実となる。
“トランプ阻止”にむけて2位と3位の候補者が異例の選挙協力を表明するなか、残りの予備選でこのまま勢いを保てるかどうかが指名獲得の鍵となる。
共和党・トランプ氏「私が共和党候補になるのは確実だと思う。クリントン氏を打ち負かす」
一方、そのクリントン氏は4州で勝利した。クリントン氏もまた本選を見据え意気込みを語った。
民主党・クリントン氏「本選で勝てるよう一丸となってより良いアメリカを作りましょう」
クリントン氏は、早ければ来月半ばにも、指名獲得できるとの見方も出ている。