アメリカ大統領選の候補者選びは２６日、北東部ペンシルベニア州など５州で、予備選挙が行われた。共和党はトランプ氏が５州すべてで、民主党はクリントン前国務長官が３つの州で勝利した。

　トランプ氏は、自らの成功の象徴であるトランプタワーで勝利演説し、指名獲得は確実だと高らかに宣言した。

　共和党・トランプ氏「私が共和党候補になるのは確実。（本選で）クリントン氏を打ち負かす」

　共和党では、２位と３位の候補者が、“トランプ阻止”にむけ異例の選挙協力を表明するなか、トランプ氏が、７月の党大会の前に候補者指名を獲得するかが焦点となっている。開票はまだ続いているが、いずれの州でも圧勝となりそうだ。トランプ氏は勢いを取り戻していて、ＮＢＣテレビは、残りの代議員のうちの５割弱を獲得できれば、トランプ氏の指名は確実になると伝えている。

　一方、民主党のクリントン氏は、これまでのところ３州で勝利している。７月に党大会が行われるペンシルベニア州で勝利演説し、指名獲得に自信をみせた。

　民主党・クリントン氏「みなさんの応援で党大会が行われるここフィラデルフィアに戻ってくる」

　１州はサンダース上院議員に敗れたが、大勢に影響はないとみられ、早ければ来月半ばにも、指名獲得できるとの見方も出ている。