トランプ氏、NY州で勢い復活 米予備選
アメリカ大統領選挙の候補者選びは19日、大票田のニューヨーク州で予備選挙が行われた。共和党のトランプ氏、民主党のクリントン前国務長官がそれぞれ勝利し、勢いを取り戻した形。
指名獲得には、代議員総数の過半数となる1237人が必要だが、95人が割り当てられている大票田のニューヨークで圧勝したことで、トランプ氏は過半数獲得に向けた望みをつないだ。来週行われる北東部の5つの州での戦いで、クルーズ上院議員に大差で勝利し、指名獲得に弾みをつけたい考え。
一方の民主党は、サンダース上院議員に7連敗を喫して苦戦してきたクリントン氏が、久々に大勝した。
候補者指名へ前進したクリントン氏だが、支持率では1.4ポイント差まで詰め寄られている。次の戦いの場がサンダース氏の地元に近いこともあり、気の抜けない状況に変わりはない。
■共和党ニューヨーク州予備選挙(開票率93%、NBCテレビ)
トランプ氏………60%
ケーシック知事…25%
■民主党ニューヨーク州予備選挙(開票率94%、NBCテレビ)
クリントン氏…58%
サンダース氏…42%
■民主党内の支持率(リアル・クリア・ポリティクス調べ)
クリントン氏…47.7%
サンダース氏…46.3%