苦戦?クリントン氏がサンダース氏と激論
アメリカ大統領選挙の候補者レースで、来週、ニューハンプシャー州で第2戦となる予備選挙が行われるのを前に、民主党の討論会が行われ、激しい論戦となっている。
初戦のあと他の候補が撤退し、2戦目にして「一騎打ち」の構図となった民主党。苦戦を強いられているクリントン前国務長官にとっては、次の予備選で勝利し、「本命」の地位を確実にしたいところ。
クリントン氏「私は変化を待ちきれない人々のため戦っているし、実現出来ないことは約束しない」
サンダース氏「我々の仕事は全ての人のための経済を作ることだ。1人1人の投票が重要。それがアメリカの民主主義だ」
初戦のアイオワ州の結果は、勝利したクリントン氏が49.8%、サンダース氏は49.6%と、その差は0.2ポイントというまれにみる僅差で、事実上の引き分け、といえる。
9日に予備選が行われるニューハンプシャー州では、支持率でサンダース氏は56.7%、クリントン氏は37.2%で、サンダース氏が大きくリードし、クリントン氏の逆転は極めて困難。そこでクリントン氏はサンダース氏の政策には実現性が乏しいと主張し、自分の政策に自信を示した。
クリントン氏にとっては、その後の戦いを有利に進める「勢い」を取り戻すためにも、どこまで追い上げられるかが焦点となる。