クリントン氏、予備選開始前に予想外の苦戦
アメリカ大統領選挙は来月1日、各党の候補者を絞り込む予備選が始まるが、民主党ではここにきてクリントン前国務長官が予想外の苦戦を強いられている。
大統領選挙は、予備選序盤の戦いがその後の流れに大きく影響するが、初戦アイオワ州の最新の世論調査でクリントン前国務長官は、サンダース上院議員に逆転を許している。また、2戦目となるニューハンプシャー州でも水をあけられている。
サンダース上院議員「私は大統領として、アメリカの全ての公立大学の授業料を無償にする」
高い学費の負担や将来不安を抱える若い世代は、福祉を拡充し格差を解消するというサンダース氏の訴えにひかれている。
支持者の大学生「教育はこの国の将来にとってとても重要です。授業料の負担減に取り組む必要があり、サンダース氏はこの問題を重視しています」
大統領選挙は、国内経済や暮らしの改善が大きな争点の1つで、クリントン前国務長官にとっては、若い世代の支持を取り戻すことが課題となる。
■最新の支持率(アイオワ州)
クリントン前国務長官 43%
サンダース上院議員 51%
(CNN・20日)