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初の直接対決!クリントン氏VSトランプ氏

2016年9月27日 13:14
初の直接対決!クリントン氏VSトランプ氏

 11月のアメリカ大統領選の行方を決める1回目のテレビ討論会が東部ニューヨーク州で開かれた。初回のテーマは経済や治安などで、民主党クリントン候補と共和党トランプ候補が初めて直接対決し激論を交わした。

 トランプ氏「30年間も政治家をやっているのに雇用問題の解決策を今考えているのはなぜ?」

 クリントン氏「考えていましたよ、30年ではないかもしれないけれど。夫(ビル・クリントン)もいい仕事をしたし、この討論会が終わった頃には全て私のせいにされそうだわ」

 トランプ氏「その通りだ」

 クリントン氏「そうね、これまでと同じように訳のわからないことを言うといいわ」

 初回のテーマは経済や治安などで、トランプ氏はクリントン氏の経済政策を「最悪だ」と批判し、自らが旧来の政治家と異なることを印象づけようとした。クリントン氏は民主党政権での雇用拡大を例に「現実を見てほしい」と訴えたが、国務長官時代に私用メールを使った問題も蒸し返された。

 司会者「あなたは納税報告書を開示していませんが、国民は知る権利があるのでは?」

 トランプ氏「開示するのは問題ない。確定申告が終わったら速やかにする。クリントン氏が3万3000件の消去したメールを出したら開示する」

 トランプ氏は努めて落ち着き、大統領らしさも醸しだしながら論理の矛盾などは見せずに乗り切っている。逆転勝利に向け、1億人を超えると予想される視聴者がどれだけ肯定的な印象を受けたかが注目される。