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利益確定の売りが広がりNYダウ19ドル安

2017年2月7日 8:16

 6日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、先週末に株価が上昇したことを受け、利益確定の動きが広がり、ダウ平均株価は約20ドル値を下げて取引を終えた。

 6日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は先週末比19ドル04セント安の2万0052ドル42セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も3.22ポイント下げて5663.55となっている。

 雇用統計が底堅かったことなどから3日にダウ平均株価が大きく上昇したことを受け、この日は利益を確定する動きが目立った。他には大きな材料がない中、トランプ政権の規制緩和策など景気刺激策への「期待感」と、移民政策などをめぐる政権運営への「不透明感」とが交錯し、方向感が乏しい取引となった。

 そうした中、市場関係者は、サンフランシスコ連銀の総裁が3日、3月の利上げの可能性に言及したことに注目しているという。「これまではないという見方が強かった、3月の利上げがどうなるのか。FRB(=連邦準備制度理事会)のイエレン議長の発言などに関心が出てきている」と話している。