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北電管内で緊急メール誤発信 経産省が謝罪

2017年8月9日 21:22

 経済産業省は、北海道電力管内で電力が著しく不足しているとして節電を呼びかける緊急のメールを誤って少なくとも約200万件送ったとして謝罪した。

 資源エネルギー庁・日下部長官「誤送信してしまったことに伴い北海道民の方々に多大なご迷惑をかけたことについて、まず深くおわび申しあげたいと思います。申し訳ございませんでした」

 経産省によると9日午前9時39分に「北海道電力管内で電力が著しく不足している」として停電回避のため、節電を呼びかけるメールを誤って送信したという。

 本来は、テストメールとして一部マスコミ向けに送るはずが、担当者が間違え、北海道内のNTTドコモの携帯電話ユーザー全員に送ってしまったという。

 誤送信の件数について経産省はいったん84万件と発表したが、夜になって、少なくとも約200万件だったと訂正した。

 9日は関東を中心に晴れて猛烈な暑さとなっているが北海道は雨や曇りの天気で電力不足の事実はないという。

 経産省によると、緊急メールの送信についてのマニュアル自体が存在しておらず、担当者がテストでは使わないはずの本番のシステムを誤って使ったということで、こうした事態が二度と生じないよう再発防止に努めるとしている。