回転寿司チェーン最大手の「あきんどスシロー」が、業界５位の「元気寿司」と経営統合する方向であることがわかった。

　あきんどスシローは、国内で回転寿司４７６店舗を展開しているが、海外では韓国での８店舗にとどまっている。一方の元気寿司は国内は１５２店舗だが、海外では中国、アメリカ、クウェート、カンボジアなどで日本国内を上回る１６７店舗を出店している。スシローは海外店舗の拡大を目指していて、元気寿司との提携でノウハウを活用するものとみられる。

　またスシローは国内でも年間３０店舗以上の新規出店を目標としていて、経営統合で国内での競争力も強化する狙いがあるものとみられる。

　両社の売上高を単純に合算すると約１８００億円となり、回転寿司業界の売上高の３割程度を確保する見込み。