トランプ氏“強気発言”NYダウ最高値更新
7日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、トランプ大統領がアジア歴訪で貿易に対して強気の発言を行ったことで輸出企業などが買われた。ダウ平均株価は8ドルあまり値を上げ4日連続で過去最高値を更新して取引を終えている。
7日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前日終値から8ドル81セント値を上げ2万3557ドル23セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は18.65ポイント下げて6767.78で取引を終えている。
市場では高値圏が続いていることから、この日は利益確定の売りが進み、ダウ平均株価は一時値を下げた。特に、長期金利の低下によって利ざやが小さくなるとみられたJPモルガンチェースなどの金融関連株が売られている。
一方、アジア歴訪中のトランプ大統領が貿易について強気の発言を繰り返していることで航空大手のボーイングなど輸出企業を中心に買われ、最終的にダウ平均株価は4日連続の最高値更新となった。
市場関係者は「トランプ大統領がアメリカにいないことで材料には乏しいが、それでも市場の勢いは続いている」と話している。