交渉記録提出…森友問題“2つのポイント”
「ない」と言っていたはずのものが「あった」――森友学園をめぐる国有地売却問題で、23日朝、財務省は、財務省側と学園側との交渉記録を国会に提出した。日本テレビ経済部・鰺坂圭司デスクが、“森友問題”のポイントを語る。
――鯵坂さんがいま注目しているニュースを教えてください。
なんといっても森友の文書問題ですね。つい先ほどコピーした文書ですが、見てくださいコレ。
――膨大ですね!
これだけの文書が「ない」と言っていたが、出てきたということなんですね。この問題は、ポイントが2つあると思います。
まずは、今までずっと「ない」と言い続けてきたものが出てきた。このことは非常に大きなことだと思います。
もうひとつは、こうした問題、例えば防衛省の日報問題もありますが、連日ニュースで取り上げられると「なんとなく似たようなニュースだから、類似のものかな」と、捉えがちです。
しかし、このひとつひとつが、政府が極めて重い責任を負うべきニュースです。だから、伝え続けるということが必要だし、国民のみなさんもそれに対してどう思うのか、考え続けていただきたいと思います。
■日本テレビ経済部・鰺坂圭司デスクのプロフィル
駆け出しのころには、ジュリアナのお立ち台ブームなどバブルに沸いたニッポンを取材。目の前で偶然にも出くわした、地下鉄サリン事件の生中継も行った。日夜、激動する日本経済の取材の指揮にあたる一方、働きながら音楽大学で学び、現在はオーケストラの指揮者としても活動している。
【the SOCIAL guestより】