スルガ銀行に一部業務停止の行政処分を検討
スルガ銀行のシェアハウスをめぐるずさんな融資問題で、金融庁が一部業務の停止を命じる行政処分を検討していることがわかった。
スルガ銀行では、投資用にシェアハウスの購入を希望する客らに融資する際、自己資金が十分と見せかけるために通帳などの書類が改ざんされていることを知りながら、複数の行員が融資を実行していたことがわかっている。
また営業担当の元専務執行役員が、融資に難色を示す審査担当者ををどう喝して圧力をかけていたことも判明している。
金融庁は、スルガ銀行のガバナンスに重大な欠陥があったとみて、来月にも一部業務の停止命令を含めた行政処分を検討している。スルガ銀行が顧客の立場より業績拡大を優先していた実態を重くみており、経営陣の責任も厳しく問う見通し。