スルガ銀行 投資用アパートでも不適切融資
スルガ銀行のシェアハウスをめぐるずさんな融資問題で、個人の投資用アパート向け融資でも数多く不正が行われていたことがわかった。「不適切融資」は大幅に拡大するとみられる。
スルガ銀行では投資用にシェアハウスの購入を希望する客らに融資する際、通帳などの書類が改ざんされていることを知りながら複数の行員が不正な融資を実行していたことがわかっている。
関係者の話で、不正な融資はシェアハウスだけでなく、「一棟売り」などの個人の投資用アパートでも、10以上の支店を通じて大規模に行われていたことがわかった。
個人が購入した物件について不動産の価値を高く見せかけ、より高い賃料がとれるように装うなどの方法をとっていたという。
スルガ銀行の投資用不動産融資はアパートなども含めると全体で2兆円に上り、新たにわかった不正で「不適切融資」は大幅に拡大するとみられる。