フジテレビ・清水社長、日枝氏の進退“社外の評価ふまえ見極め”
経営刷新が求められているフジテレビの清水社長は31日朝、在任期間の長さから進退が焦点の一つとなっている日枝取締役相談役について、投資家などステークホルダーの評価も含め見極めるべきとの考えを示しました。
フジテレビ・清水賢治社長
「会社の中の独立性がどこまで維持されるのか、透明性がどこまで維持されるのかというところでは、在任期間が長いということだけで問題視する、やはり投資家、機関投資家という方々が多くいらっしゃることは確か」
清水社長は重要なのは役員人事の透明性との考えを示した上で、日枝氏の進退については投資家など社外の評価も踏まえ見極めるべきとの認識を示しました。
一方、社外取締役の斎藤氏は、日枝氏からの対外説明の機会について、次のように述べました。
フジテレビ・斎藤清人社外取締役
「ひとつメルクマール(指標)として、(3月末めどの)第三者委員会の調査の一定の答えが出たところでですね」
その上で、それまでに日枝氏からの発信が必要と判断すれば、取締役会の議題に上がる可能性がある、としました。