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“値上がり”を受け入れる?外国人に頼る?

2018年8月31日 15:22
“値上がり”を受け入れる?外国人に頼る?
政府が外国人労働者の受け入れ拡大を決めた。その影響は雇用する企業だけではなく、我々の生活にも波及するのだろうか。経済部で経済産業省など政府の政策の取材にあたっている日本テレビ経済部・石川真史記者が、外国人労働者問題をわかりやすく解説する。


――現在、注目している経済ニュースは何ですか?

外国人労働者の問題です。政府がいわゆる“単純労働”の分野にも、外国人労働者の受け入れ拡大をすることを決め、2019年4月にも始まります。

ただ、この問題の根本は、私たちが今までの“便利で安いサービス”を、引き続き維持したいかどうかということなんです。

例えば、24時間営業のコンビニやファストフード、居酒屋というのは安くて便利ではありますが、現在の少子高齢化の中ではなかなか維持するのが難しいんです。そこを補うのが外国人労働者です。

(受け入れを拡大する)具体的な分野はこれから決まってくるんですけれども、例えば日本人がそこで働くとすると、かなり時給を上げないと集まらない。

そうしたときに、コンビニや居酒屋の値段が上がった時に、私たちはそれを受け入れるのか。もしくは外国人労働者に頼るのか。このように、自分たちの問題として見ることが大事だと思います。


■石川真史記者プロフィル
日本テレビ経済部記者。政治部では小泉政権の郵政民営化などを取材。ロンドン支局長時代には、ヨーロッパで相次いだテロを現地から伝えた。現在は経済部で、経済産業省など政府の政策の取材にあたっている。


【the SOCIAL guestより】
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