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家畜の豚「豚コレラ」2例目 ずさん管理で

2018年11月20日 21:32

先週、岐阜市で家畜の豚に2例目の「豚コレラ」感染が確認されたことについて、農林水産省は20日、発生原因などの調査結果を発表した。

農林水産省によると、家畜への2例目の「豚コレラ」の感染が確認されたのは、岐阜市が運営する公園内にある豚舎。この公園には野生のイノシシが自由に入れる状態だったということで、豚舎の外では豚コレラに感染した野生イノシシ2頭が9月下旬に確認されていた。

この公園では、野生のイノシシと豚舎内で飼う家畜の豚とが直接接触しないように柵をめぐらし区切っていた。しかし、公園施設の職員は、園内で野生のイノシシが活動していた場所を歩いた長靴をきちんと洗浄することなく豚舎内でもはいていたという。さらに、野生のイノシシがいた場所で使用していた重機を豚舎でも使用するなど、ずさんな衛生管理がされていた。

農水省は、調査結果を発表するとともに、改めて岐阜県と全国に豚舎などでの衛生対策の徹底を呼びかけた。