コインチェック 金融庁に正式登録
去年1月、巨額の仮想通貨を流出させたコインチェックが金融庁に正式業者として登録された。
コインチェックは11日、金融庁から正式に「仮想通貨交換業者」として登録を受けたと記者会見で発表した。
会見には不正流出事件の経営責任を取って社長を退いた和田執行役員も出席し、「迷惑をかけたことは申し訳なく思っている。業界の健全な発展のため努力していきたい」と話した。
コインチェックは去年1月、顧客26万人の仮想通貨580億円分を流出させ、金融庁から2度にわたり業務改善命令を出されていた。
去年4月、マネックスグループの傘下に入り、セキュリティーやガバナンスの強化に取り組んできたほか、取り扱う仮想通貨の選定基準を厳しくし、匿名性の高い仮想通貨の取り扱いをやめたという。