日経平均 約2か月ぶり2万1000円割れ
5月30日の東京株式市場で日経平均株価は2日連続で値を下げ、3月25日以来、約2か月ぶりに2万1000円を割り込んだ。
平均株価の終値は60円84銭安の2万942円53銭。アメリカと中国の貿易摩擦が激化する中、世界景気の先行きへの不安から前の日のニューヨーク市場で株価が大きく値を下げた。この流れを受けて、30日朝の東京市場でも、取引開始直後から売り注文が広がった。
景気動向に業績が左右されにくいと言われる医薬品や食品などの銘柄にも売り注文が出るなど、平均株価の下げ幅は200円近くまで拡大する場面もあった。一方で、割安となった銘柄には買い注文が入る動きもあり、下げ幅は、次第に縮小する展開となった。
東証1部の売買代金は、概算で1兆9218億円。東証1部の売買高は、概算で11億1333万株。