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“オムライス街道で町おこし”人気続くワケ

2019年7月10日 13:57
“オムライス街道で町おこし”人気続くワケ

高知駅から西に16キロ。日高村を通る国道沿いにはオムライスを提供する店が並びます。

その名も“日高村オムライス街道”。スタートして6年目、加盟数は増え、いまでは9店舗に。村特産のフルーツトマトを使用。スタンダードなオムライスだけでなく“焼きめし”や“ソバめし”をたまごで包んだ変わり種も。

フランス料理出身の藤原さんが切り盛りする「マンマ亭」。オムライスの注文が増え、休日には行列ができることも。「トマトの神様が食べたオムライス(830円)」は、1食ずつ丁寧に仕上げています

マンマ亭・藤原さん「2~3か月くらいでブームは終わるかと思っていたが、5年も続いてすごい。お客さんも増えてありがたい」

200席ある老舗店「レストラン高知」も休日になるとオムライス目当てのお客さんでにぎわいます。「南国土佐のオムライス(1000円)」は、カツオのフリットと地元野菜をトッピング。

レストラン高知・野村さん「(オムライスは)1日20~30食だった。オムライス街道をはじめてからは100~150食に」

「村の駅ひだか」の中にある喫茶店「ムラカフェひだか」では、ハンバーグや季節のフルーツをワンプレートに盛りつけたハンバーグオムライスが人気。近隣からもあまり知られていなかった高知県日高村。オムライスで知名度が上がり、村外から訪れる人や車の交通量も増えたといいます。

旗振り役は村役場。スタンプラリーなどの企画はもちろん、応援ソングも作り、オムライス街道を盛り上げます。真ん中で踊っているのが戸梶村長。職員たちとともにコンセプトを練り、打ち出すまでに3年かけた肝いりの企画です。

日高村・戸梶村長「色々な取り組みをする中で、1年、2年、3年、4年、5年、6年目に来たということ。10年間継続できれば“日高=イコールオムライス”みたいな、高松のうどんみたいなイメージで理解してもらえるのではないか」


【the SOCIAL trendより】