企業の垣根越え…食品メーカーが「社長会」 「2024年問題」を前に
物流の停滞が懸念されているいわゆる「2024年問題」を前に、大手食品メーカーの社長同士が企業の垣根を越えてトラックのドライバー不足への対応策を話し合う「社長会」が開かれました。
味の素・藤江太郎社長
「各社の社長もしっかり参加して現場がいろんな取り組みをさらにしやすくなると」
カゴメ・山口聡社長
「各社が集まってアイデアを出し合うなかで解決策の選択肢が広がって道が見えてきた」
物流業界では来年、トラックドライバーの長時間労働を見直すための規制が強化されることで物流が停滞する、いわゆる「2024年問題」が懸念されています。
4日に開かれた社長会では、配送の中継地点をうまく活用して労働時間を短縮させるドライバーの働き方改善策などが話し合われました。
また、これまで行っていた翌日配送をできるだけ翌々日配送にするなど、1台のトラックに複数社の荷物を載せて運ぶ「共同配送」のさらなる効率化を目指す方針で一致しました。