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日米貿易交渉“大詰め”閣僚間で最終合意

2019年9月24日 17:38

大詰めとなっていた日米貿易交渉は閣僚間で最終合意した。

茂木外相「今日で交渉は全て終わりました。明後日、首脳会談でよいセレモニーができる」

これまでの交渉で農産品の関税はTPP=環太平洋経済連携協定の水準とする一方、日本が求める日本車の関税撤廃は見送ることで原則合意していた。

関係者によると、協議ではアメリカが日本車の輸入台数を制限しないよう貿易協定と共同声明に「継続協議」と明記する方向で最終調整されたとみられる。また、和牛をアメリカに輸出しやすくする仕組みもできる見通し。

一方、アメリカのコメを無関税で輸入する枠も確認されたもよう。ただ、関税交渉の詰めに時間がかかり、アメリカ側から協議直前まで文言修正を求められたため正式文書は間に合わず、25日の首脳会談での署名は合意内容を確認する形になりそうだ。

交渉関係者は「トランプ大統領にとって今回の貿易交渉は唯一の手柄だ。合意を変えることはない」と自信を見せている。しかし、署名式の最中に心変わりしないよう式の冒頭で署名する予定。