“小中学校臨時休校要請”企業に困惑広がる
安倍首相が、全国全ての小中学校などを3月2日から春休みまで臨時休校するよう要請すると明らかにしたが、この突然の休校について、子どもを抱えながら働いている従業員への対応をどうすべきか、企業にも困惑が広がっている。
大手サービス業の幹部は日本テレビの取材に対して、「至急対応を考えなくてはいけないが、きょうはその時間がなかったので、明日になる。ただ、会社としては、勤務時間を柔軟にしたり、在宅勤務を促進したりして、従業員を最大限支援する」と答えた。また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、客も減っているということで、積極的な有給休暇の取得を勧めることも考えるという。
一方、食品や食材を販売する「オイシックス・ラ・大地」は、休校によって全社的にどれぐらいの従業員が影響を受けるのか、緊急調査に入った。28日の午前中に経営陣が対策会議を開き、家庭に影響が出ないよう対応策を検討する予定。また、全国的な休校により、お昼ご飯の宅配の注文が増えることが予想されるとして、対応できるよう準備を進める方針。