ホンダ3月期の営業利益 前期比13%減
新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受け、国内の自動車メーカーは今後の業績について厳しい見通しを示しています。
トヨタは今年3月期の決算で、本業のもうけを示す営業利益が前期並みの2兆4428億円になったと発表しました。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大により、販売台数の減少の影響を大きく受けると見込まれる来年3月期については、営業利益が、およそ8割減の5000億円程度になるとの予想を明らかにしました。
豊田章男社長は「コロナショックは、リーマンショックよりもインパクトがはるかに大きい」との認識を示しました。
また、ホンダは、今年3月期の営業利益を、前の期に比べ13%減の6336億円と発表しました。しかし、来年3月期については、販売数などの見通しが不透明で予想が出来ないとして、今回は発表を見送りました。
新型コロナウイルスにより操業休止などの影響を受けているトヨタとホンダですが、アメリカとカナダでは工場生産をおよそ50日ぶりに再開しました。
ただし、車の需要が回復しておらず、生産台数の調整が必要なため、通常時の稼働に戻るまでにはまだ時間がかかるということです。