このところ外国為替市場で円安傾向が強まる中、財務省と金融庁、日本銀行は幹部らによる臨時の3者会合を開催しました。

神田財務官「政府日本銀行として金融為替市場の動向や、そのわが国経済への影響を十分に注視する必要があるとの認識を共有」

会合には、財務省の神田財務官、金融庁の天谷金融国際審議官、日銀の清水理事らが出席しました。

外国為替市場で1ドル＝140円前後と円安・ドル高水準で推移する円相場に加えて、アメリカの債務上限問題などについて議論されたものとみられます。

会合後、神田財務官は、為替相場について「安定的に推移することが重要で過度な変動は好ましくない」「為替市場の動向をしっかりと注視し、必要があれば適切に対応していく」と述べました。

開催は欧米の銀行破綻で市場に信用不安が広がっていたことし3月以来2か月ぶりです。