SBI証券に一部業務停止命令を含む行政処分 金融庁
企業が上場する際の株式の公開価格をめぐり、不適切な相場の形成を働きかけていたとして、金融庁はネット証券大手のSBI証券に対し、一部の業務停止命令を含む行政処分を行いました。
金融庁によりますと、SBI証券は2020年から21年にかけて自らが主幹事を務める株式の公開価格をめぐり、3つの銘柄について初値をつり上げるために顧客に対して株式を買うよう働きかけていたということです。
金融庁は12日から一週間の一部の業務停止命令を発出するとともに、SBI証券の役員らも関わっていたことなどから、経営管理体制の見直しなどを図らせるため、業務改善命令を発出しました。
SBI証券は、「再発防止と信頼回復に向けて、役職員一同全力で努めたい」とコメントしています。