「インボイス制度」始まる 事業者の消費税額を正確に把握へ
事業者が納める消費税の額を正確に把握する税額控除の仕組み、「インボイス制度」が1日から始まりました。
「インボイス」は事業者同士の取引で10%、8%と複数ある消費税率を正確に計算するために新しく始まる仕組みです。
登録するかどうかの選択は事業者に委ねられますが(事業者が取引の際に)消費税額の控除を受けたい場合には、インボイスへの登録が必要になります。
一方、売り上げが1000万円以下の事業者は、これまで消費税の納税が免除されてきましたが、この制度に登録すると納税義務が発生します。
制度に対しては、(納税義務が新たに発生するなど)根強い反対意見もあることから政府は、事業者の不安に対応するため、3年間は売り上げ時に受け取った消費税額の2割を支払えば良い経過措置を設けるなど対応を取っていくとしています。