神田財務官が退任「過度な変動は容認できない」為替介入の裏側語る
歴史的な円安が進む中、為替介入に踏み切るなど陣頭指揮を執ってきた財務省の神田財務官が31日、退任しました。これに先立ち、日本テレビの単独インタビューで介入の裏側を語りました。
2021年に財務官に就任した神田氏は31日、3年の任期を終えました。“歴史的な円安”が進む中、為替介入の陣頭指揮を執り続けました。
神田眞人前財務官「本当に行き過ぎた(投機の)動き、過度な変動があった場合は、何も悪いことをしていない家計や企業に、すごい悪影響を与えます。それは容認できない」
一方、介入の効果が“一時的なのではないか”との指摘については…。
神田眞人前財務官「まったく間違っています」「介入は効いているというのは、マーケットの評価ですね」
さらに、「『1回限り』として、水準を求めたことはない。今後もそうだ」と語り、回数などに制限はないとの考えを示しました。