昨年度の国の税収が、72兆円を超え過去最高になったことがわかりました。

財務省によりますと、昨年度の国の一般会計で、税収は前の年度よりも9388億円増え、72兆761億円となりました。4年連続で過去最高を更新しています。

円安の進行や株価の上昇などを背景に、企業業績が好調で、法人税収が増加したことなどが主な要因です。

一方、昨年度の決算で剰余金は8517億円となり、4年ぶりに1兆円を下回る見込みです。剰余金は国の借金の返済のほか防衛力の強化のためなどに使われる予定で、防衛力強化に向けた財源確保の議論にも影響しそうです。