吉野家ホールディングス株主総会 河村社長が初めて公の場で謝罪
元役員による不適切発言など不祥事が相次いだ吉野家ホールディングスの株主総会が行われ、河村社長が初めて公の場で謝罪しました。
吉野家をめぐっては当時の役員が大学の講座でマーケティングについて「生娘をシャブ漬け戦略」などと発言し解任されたり、外国籍を理由に会社説明会への参加を断ったりするなど不祥事が相次いでいます。
公の場で一切説明してこなかった河村泰貴社長が株主総会で初めて謝罪しました。
河村泰貴社長「今般当社グループにおきまして発生いたしました一連の事象と、それにともなう報道につきまして、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを心よりおわび申し上げます。この度は誠に申しわけございませんでした」
河村社長は、組織の中に問題がなかったか精査している、と述べました。
株主「なんでこういうことが起こるのかに憤慨しているんです私は」
株主「時代錯誤でもありますし教育なり、意識の啓蒙(けいもう)なりされていたかどうか非常に疑問だなと思いました」
総会では、株主から「顧客重視が感じられない」「社内でも不適切な用語を使用しているのではないか」などの声が相次ぎました。