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観光船沈没事故 岸田総理「国交省が責任を十分果たせず」

2022年5月27日 12:00
観光船沈没事故 岸田総理「国交省が責任を十分果たせず」

観光船沈没事故について岸田総理大臣は国会で「国土交通省が責任を十分果たすことができていなかった」と述べました。

岸田総理は国交省が運航会社に行った特別監査や抜き打ち検査などで安全意識の欠如を把握できなかったことについて政府の責任を認めました。

立憲民主党・大串博志議員「特別監査の結果、3度も安全管理が行き届いてないことを見抜ける機会があったのに、3度とも見逃してしまった。国土交通省に落ち度があった。責任ありと認めてくださいよ」

岸田総理「特別監査等を通じて事業者の安全意識の欠如等を把握できなかったこと、これは国土交通省として責任を十分果たすことができていなかった」

岸田総理は「責任を感じるからこそ、二度とこうした事故を起こしてはならないとの強い思いで事態を改善していくよう指示した」と述べました。

また細田衆議院議長が女性記者らにセクハラ発言を繰り返しているなどとする週刊文春の報道について野党側は「細田議長に説明させるよう指導してほしい」と求めました。

これに対し岸田総理は「行政府の長という立場からコメントすることは控えたい」と述べるにとどめました。