中国の王毅外相は26日、安全保障に関する協定を結んだ南太平洋のソロモン諸島に「軍事基地を建設する意図はない」と強調しました。

王毅外相は26日、ソロモン諸島の外相と会談し、その後、共同記者会見を行いました。この中で、王毅外相は先月ソロモン諸島と結んだ安全保障に関する協定をめぐり、「中国の軍事基地を建設する意図はない」と強調しました。また、協定はソロモン諸島の治安能力を高めるのが目的で、他の国と対抗するためのものではないと説明しました。

この協定について、アメリカやオーストラリアなどは中国の狙いは太平洋における軍事拠点の確保ではないかと警戒を強めています。

一方、会談で王毅外相は「両国関係を高い水準に引き上げたい」と述べ、さらなる関係強化に意欲を見せ、インフラ建設などを後押ししていく考えを強調しました。