日経平均株価下げ幅一時1300円超える 米利下げ観測後退が影響
19日の東京株式市場で、日経平均株価は大きく下落し、一時、1300円以上値を下げました。東京証券取引所から中継です。
株価が大きく値を下げ、下げ幅は1300円を超えました。日経平均株価は19日一時、1300円以上下落し、3万7000円を下回りました。取り引き時間中に3万7000円を下回るのは、2月9日以来およそ2か月ぶりです。
18日にアメリカで発表された経済指標を受けて、FRB=連邦準備制度理事会による早期の利下げ観測が後退したことや、台湾の半導体大手TSMCが半導体市場の成長見通しを引き下げたことから、前の日のニューヨーク市場ではハイテク株を中心に値を下げました。
これを受け、19日の東京市場でも半導体関連株など幅広い銘柄に、売り注文が広がっています。
市場関係者は、「製造業の3月期決算の見通しが引き下げられることがあれば、さらに上値は重くなるだろう」と分析しています。