円相場 一時1ドル=150円を突破 為替介入への警戒感強まる
円安に歯止めがかかりません。外国為替市場で20日午後、円相場が大きな節目となる一時1ドル=150円を突破しました。
円相場はここ数時間1ドル=149円90銭近辺で取引されていましたが、大きな節目である1ドル=150円を突破しました。いまも様々な売り買いが交錯しています。
そして、市場は為替介入への警戒感が強まっています。
今週、円相場は32年ぶりの円安ドル高水準を連日更新しています。
アメリカで大幅な利上げが続くとの見方が広がる中、日銀の黒田総裁が低金利政策を維持する姿勢を繰り返し強調していることで、円を売ってドルを買う動きが強まっています。
円相場は先月1日に1ドル=140円をつけてから、わずか1か月半ほどで10円円安が進んだことになります。
ある市場関係者は「1ドル150円を超えるとさらに円安に勢いが増す可能性もある。介入があるのかあるとしたら、どれくらいの規模なのか焦点になる」と話しています。