円相場 一時1ドル=147円目前まで下落…円安加速
外国為替市場で円相場が一時、1ドル=147円目前まで下落し円安が一段と進んでいます。
外国為替市場で、円相場が一時1ドル=146円90銭台まで下落し1998年8月以来、およそ24年ぶりの円安ドル高水準を更新しました。
これは、アメリカのワシントンを訪れている日銀の黒田総裁が「金融緩和を続ける」と改めて説明したことや、アメリカの生産者物価の経済指標が市場予想を上回り、まだアメリカの大幅な利上げが続くという見方が広がったことなどを受けたものです。日米の金利差が意識され、円売りドル買いの動きが一段と強まりました。
市場では政府・日銀が為替介入に踏み切った先月22日の円安ドル高水準から1円近く円安が進んでいることで、再び為替介入があるのではとの警戒感も広がっています。