米大幅利上げ…円安加速で日銀の対応は?
アメリカが大幅な利上げを決定したことを受けて、円相場は一時1ドル=144円台後半まで円安に進みました。金融政策決定会合が開かれています。
日銀の低金利政策が世界でもいっそう際立つ形となりました。アメリカが大幅な利上げを決めたことを受け、円安が進んでいます。
アメリカの金融政策を決めるFRBは日本時間の未明、政策金利を0.75%引き上げることを決めました。通常の3倍となる大幅な引き上げです。“景気を犠牲にしてでも物価高を抑える姿勢”を改めて示した形です。
外国為替市場では、金利の上昇が続くアメリカのドルといまだに低金利政策をとる日本の円との金利差が意識され、円相場は一時1ドル=144円台後半まで円安に進み、その後、乱高下する展開となっています。
日銀は現在開かれている決定会合でも、大規模な緩和策を継続することを決定する見込みですが、具体的な発表の内容次第では為替市場が大きく動く可能性もあります。
黒田総裁が22日の会見で、円安や物価高に対してどのような発言をするのか注目されています。