【意識調査】「結婚・出産」若い世代のホンネ 約8割が「いずれ結婚するつもり」
「いずれ結婚するつもり」独身者の約8割がこのように考えていることが、都内で働く若い世代への調査で明らかになりました。実際どうなのか、街の人の本音をうかがいました。
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21日夜、都内にあるビルでは…
山本里咲フィールドキャスター
「こちら婚活パーティーの会場です。個室内で2人1組になって話しています」
婚活に臨む人たちがいました。
男性の参加者
「休みの日とかはなにされているんですか?」
女性の参加者
「冬はスノボーとかよく行きます。予定がない日はずっと家でごろごろしています」
山本里咲フィールドキャスター
「需要は高まっている?」
婚活パーティースタッフ
「席を増やしての開催が多くなっているので、20~30代の方が多く参加しています」
こうした中、21日、東京商工会議所が発表したのが、都内の中小企業などで働く若い世代に聞いた結婚・出産などに関する意識調査です。
18歳~34歳の2198人が回答した中で、独身者の78.7%が「いずれ結婚するつもり」と回答。約8割が結婚に前向きだということがわかりました。
実際に街の人は…
会社員(20代)
「結構、結婚欲はあります」
大学生(18)
「(結婚)したいですね、30歳くらいまでにはしたい」
しかし、それにはハードルもあるといいます。
──結婚するにあたって不安は
大学生(18)
「収入です。個人的には(収入)大事だと思う」
会社員(20代)
「結婚するにはまず相手探しから」
──出会いは
会社員(20代)
「あまりないかもしれない」
調査でも結婚のハードルとして、「良い出会いがない」が42.7%で最多に。2番目は収入や奨学金返済などの「経済的な不安」で36.7%でした。
交際相手と出会う上であったら良いと思うものとしては、「友人・知人からの紹介(53.5%)」についで、「信頼性が高くリーズナブルなマッチングアプリ」が42.5%と2番目に高い結果となりました。
実際に自治体でも婚活を後押しするため、AIを活用したマッチングアプリなどの婚活支援サービスが続々と登場しています。
現在、AIを活用したマッチングシステムは32の県などに取り入れられていて、全国的な広がりに。東京都でももうまもなくのサービス開始を目指して独自のマッチングアプリを開発中。試験運用の最中だということです。
今回の意識調査を行った東京商工会議所は、結婚や出産したい人たちを社会全体で後押しできるよう、秋に東京都へ提言をする予定だということです。
■「マッチングアプリ、東京都など運営側も責任もって」
加藤清史郎さん(俳優・『news zero』水曜パートナー)
「少子化問題が大きく取り上げられてきた中で育った世代なので」
藤井貴彦キャスター
「そうですよね」
加藤さん
「友人と僕たちが頑張らないとなんてことを冗談交じりに話したりしたこともあるんですけど、いずれ結婚するつもりという方が8割近くいたというのは想定外でした。マッチングアプリも出会いの幅を自分から広げていくという意味では1つの大きな選択肢だと思いますし、東京都など運営する側もこの取り組みを成長させるべく、個人情報を取り扱う上で信用性だったり、リスクマネジメントも含めて、責任をもってすすめてもらえたらなと思います」
(8月21日放送『news zero』より)