23年度食料自給率、生産額ベースで前年度比3ポイント上昇 61%に
農林水産省は、昨年度の食料自給率が生産額ベースで前年度より3ポイント上昇したと発表しました。
農水省によりますと、昨年度の食料自給率は、生産額ベースで過去最低だった前年度より3ポイント高い、61%となりました。
輸入された食品の量は前年度とほぼ同じだったものの、小麦や生産資材の価格が落ち着いたことや、高値が続くアメリカ産牛肉など輸入する食品の総額が減ったことなどが要因です。
農水省はことし、25年ぶりに改正した「食料・農業・農村基本法」の基本理念に「食料安全保障の確保」を新たに加え、食料の安定供給には食料自給率の向上が重要だとしています。
生産額ベースで2030年度までに食料自給率75%という現在の目標の達成に向け、具体策が求められています。