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広がり続ける“米粉”需要!全国各地で米粉料理を展開 米粉料理家が教える簡単レシピ

2024年2月13日 9:38
広がり続ける“米粉”需要!全国各地で米粉料理を展開 米粉料理家が教える簡単レシピ

小麦の高騰や健康意識の高まりから、注目されている”米粉”。じつは、2023年11月から、2024年の2月29日まで、農林水産省では、米粉の魅力を伝える”米粉を使ったメニューフェア”を開催しています。このフェアでは、全国1300以上の飲食店と連携して、米粉を使った料理を提供しています。一体、どのような料理があるのか、そして、家庭でも簡単に作れる米粉料理を調べてきました。林田美学アナウンサーの取材です。

 ◇◇◇

林田アナが、まずやってきたのは、今回のフェアに参加しているピザ専門店。こちらのピザは、米粉と小麦粉をブレンドして作った特製の生地を使っています。冷めてもかたくならない、もちもちとした食感と独特の風味が特徴です。

いただいたのは、無農薬栽培の九条ネギとシラスのピッツァ。

林田美学アナウンサー
「いただきまーす!もちもち!ゆず しらす 九条ネギ、和の食材が米粉に合うなと思います」

続いてやってきたのは、唐揚げの専門店。揚げ物の唐揚げの衣を米粉にすることで、油がしつこくなく、ヘルシーに食べられる一品に早変わりするそうです。

林田美学アナウンサー
「いただきまーす!油っぽさがないのでかなり軽く食べられます」

米粉は小麦粉よりも油の吸収率が低いため、ヘルシーで軽い食感になるそうです。そして、米粉が注目されているのは、美味しいだけではない、ある理由がありました。実は、国内の一人あたりにおけるお米の消費量を表すグラフを見ると、お米の消費量は、年々減少していて、およそ60年で消費量は半分以下になっていました。お米離れが進む中で政府は、お米や米粉を食べてもらうことで農家を助けるとともに、国内の食料自給率を上げようと、今回のフェアに取り組んでいたのです。

続いて、米粉料理家の管理栄養士、中村りえさんに話を聞きました。

管理栄養士・米粉料理家 中村りえさん
「米粉は小麦粉よりも脂質が低いので 、ヘルシーに仕上がったり、タンパク質の栄養価を表すアミノ酸のバランスが小麦粉よりも高いので、栄養面としてもおすすめです」

そこで、中村さんに自宅で作れる簡単、米粉料理を教えてもらいました!今回つくるのは、米粉を使ったシチューとだし巻き卵の2品です。まずはシチューづくり。市販のルウは使わずに簡単にシチューができるといいます。

※米粉のシチュー(2人分)
 米粉:大さじ2
 牛乳:200ml
 コンソメ:小さじ2
 塩:少々
 鶏もも肉:150g
 じゃがいも:小1個
 ブロッコリー:4房
 たまねぎ:1/4個
 にんじん:1/4本
 水:200ml

作り方① ルウとなる米粉と牛乳を混ぜる

作り方② 熱したフライパンにバターを入れ、鶏肉、野菜(ブロッコリー以外)の順番で炒める。

作り方③ 水、コンソメ、塩を入れ蓋して弱火で10分煮込む。

作り方④ ブロッコリーを入れて中火に。

作り方⑤ 牛乳で溶いた米粉を加え、約2分加熱。

林田美学アナウンサー
「あっという間にとろみがつきましたね」

続いて、だし巻き卵の作り方です。米粉を加えることで、弾力が出て崩れにくくなるといいます。

※米粉のだし巻き卵(2人分)
 卵:3個 
 米粉:大さじ1
 水:50ml
 白だし:大さじ1

簡単に2品が完成。まずは米粉のシチューをいただきます。

林田美学アナウンサー
「くどくないし、でも、コクがあって濃厚さもちゃんとありますね。これがお米なんですもんね」

つづいて、だし巻き卵。

林田美学アナウンサー
「ふわっふわです。弾力もあって満足感がすごいです」

管理栄養士・米粉料理家 中村りえさん
「米粉ってこんなにおいしくて、さらに日本の農業に貢献できるすごい魅力的なもの」

おいしく、いろいろな料理に活用できる米粉、皆さんも試してみてはいかがですか。

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