東電管内で「電力需給ひっ迫注意報」継続 この3日間で一番厳しい見通し
29日も厳しい暑さが予想され、政府は東京電力管内で「電力需給ひっ迫注意報」を継続しています。他社からの融通を受けてもなお、この3日間で一番厳しい見通しだとしています。
政府は、29日も東京電力管内で、電力の余力を示す「予備率」が5パーセントを下回る見通しだとして、「電力需給ひっ迫注意報」を継続しています。
厳しい時間帯が午後3時から午後8時の間とこれまでで最も長く、特に夕方は他の電力会社からの融通を受けても予備率が3.5%まで低下する予測で、この3日間で最も厳しい見通しとなっています。
また、29日予定されていた千葉県にある姉崎火力発電所の運転再開が30日に変更され、期待された供給が見込めないこともあり、経済産業省の担当者は、29日は「厳しい1日になる」との認識を示しています。
気温のさらなる上昇や、発電所のトラブルなどでさらに電力がひっ迫すれば、「電力需給ひっ迫警報」を発令する可能性があるとしていて、経産省は、冷房などを活用して熱中症対策に注意しつつ、できる限りの節電を呼びかけています。