明治 子会社の明治産業を丸紅に売却
食品メーカー大手の明治が、ガム事業から撤退すると発表しました。
明治は「キシリッシュガム」と「プチガム」の販売を今月で終了し、ガム事業から撤退します。
「キシリッシュガム」は、日本初のキシリトール入りガムとして1997年に発売されました。しかし、2007年度およそ260億円を売り上げたのをピークに、2021年度にはおよそ30億円にまで落ち込みました。
明治は「コロナ禍で在宅時間が増えて他人に会うことが減り、口臭ケアを気にしなくなった人が増えたことなどから、ガムの市場全体が縮小していて、回復する見込みがない」とみて撤退を決めたということです。
明治は「キシリッシュガムのファンの皆さまには終売となり申し訳ございませんが今後も新たな価値ある商品を提供していきたいと思います」とコメントしています。
また、「ヨーグレット」などのラムネ菓子やキャンディー類などの販売・製造を手がける完全子会社の明治産業を大手商社の丸紅に売却します。
明治は今後、チョコレートやグミなど成長している事業に注力するということです。