車いすテニスの“第一人者”として活躍した国枝慎吾さんが7日、アンバサダー契約および所属選手契約を結んでいるユニクロの柳井正会長と共に引退会見に臨みました。

2009年からユニクロ初のグローバルアンバサダーとして契約を結んでいる国枝さん。

テニスの四大大会では、グランドスラムを男子歴代最多の50回達成。また、パラリンピックでは04年のアテネ大会から5大会連続でメダルを獲得し、シングルスで3個、ダブルスで1個の金メダルを獲得するなど、日本初のプロ車いす選手として輝かしい成績を残してきました。

そんな国枝さんからユニクロの社員に学んでほしいことは何か？という質問に、柳井会長は「やっぱり挑戦でしょう」と回答。

「（誰も）やってないことをやるという。車いすテニスという新しいスポーツのジャンルを確立したというのは新しい産業を作ったことと一緒だと思うんですよ。だから、うちの社員の人はもっと挑戦して実行して達成するという、今年の我々の会社のモットーなんですけど、学んでもらいたいなという風に思っています」と、国枝さんの挑戦する姿勢を挙げ「経営者として、プロのスポーツ選手よりも才能を持っていると思う」と絶賛しました。