◇テニス・全豪オープン 第9日（24日、メルボルン・パーク）

今年最初のグランドスラム・全豪オープンテニスは24日、車いすの部が開幕し、男子シングルス1回戦に世界ランキング3位・16歳の小田凱人（ときと）選手が出場し初戦突破を決めました。

昨年4月に15歳でプロ転向を表明した小田選手は、6月の全仏オープンで四大大会初出場、ベスト4進出を果たしています。

小田選手は、22日に現役引退を発表した車いすテニス界のレジェンド、国枝慎吾さんの“後継者”と期待される逸材。国枝さんが引退発表をした際には、自身のSNSに2ショットを載せ、「＃最初で最後のmyヒーロー」と記していました。

そんな小田選手は、今回が全豪オープン初出場。まずは第1セットの第1ゲーム先取し、幸先のいいスタートを切ります。しかし第2ゲーム途中、試合は雨によって約1時間半の中断。その後再開すると、小田選手は2度のブレイクに成功、このセットを奪いました。

続く第2セットでは、第8ゲームで初めてブレイクを許したものの、ストレート勝ちを収めた小田選手。“ヒーロー”の背中を追い、4大大会初制覇を目指します。