今年の株価や企業をとりまく環境は? 証券業界のトップらや日銀総裁の発言
ことし、株価や企業をとりまく環境はどうなるのか?証券業界のトップらや日銀総裁による発言です。
SMBC日興証券・吉岡秀二社長
「(株価の)高値は4万8500円。ただ目の前の3月のところでは、 トランプ政権がどういうふうに運営されるかっていうのが、色々なコミュニケーションがあると思いますので、3万6000円も下値ではありうるなと思っています」
大和証券グループ本社・荻野明彦社長
「(株価の)高値は4万5000円というのを見込んでいます。(トランプ政権については)関税のところですよね。これが一体どの水準で落ち着くのかといったところを注目しているところ」
証券大手トップらから、株価について楽観的な見通しが示された一方、去年からの大型買収の動きを念頭に、「企業経営者らは“買収のターゲットにされる”という危機感を持って経営改善に取り組んでいくだろう」との見方も示されました。
日銀・植田総裁
「今年も経済物価情勢の改善が続いていくのであれば、それに応じて政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく方針」
また、日本銀行の植田総裁は次の利上げ時期について、トランプ新政権の政策と春の賃上げの動向をみながら判断するとの考えを改めて示しました。